師走もやってきて、寒くなってきました。今回は千本釈迦堂のレポートです。
千本釈迦堂の由緒
鎌倉時代、承久3年(1221年)に義空が開いた真言宗のお寺です。
安貞元年(1227年)に建てられた本堂は、応仁の乱などの戦火を免れ、当時のまま残る京洛最古の木造建築物で国宝にも指定されています。
千本釈迦堂の境内
千本釈迦堂の入り口です。
12月8日は大根焚きの列ができていました。
紅葉もまだありました。
本堂です。 本尊の釈迦如来坐像が安置されています。
千本釈迦堂の大根焚き
大根焚きは今では京の師走の名物行事になっています。
大報恩寺では成道会という名の行事です。
成道会はお釈迦様のおさとり開かれ日を慶讃して毎年12月7日、8日に開催されます。
料理を作っているおばあさんたち。
大鍋でグツグツ煮込まれている大根焚きです。
大根は出汁が染みて柔らかく、食べごたえがありました。また体の芯まで温めてくれ、これだけでもお腹が膨れました。
梵字の入った大根、参詣者への「悪魔除け」とされいます。
この大根の販売も行われていました。
大根焚き券
お寺で食べる分は1000円で売っていました。
持ち帰りのパックも売ってます。
大根焚きを食べるまでの手順は
①本堂近くの券売所で券を買う
②境内の入り口に並ぶ
③大根焚きの券をおばあさんにわたす。
境内に並ぶ前に必ず券を買うことです。
当日は10時ごろでも列ができていました。
昼間に来ると、かなり列は伸びていました。
千本釈迦堂の御朱印
300円です。
感想
バスに乗っているときに、京都に住んでいるであろう若い女性が「ここでみんな降りてるけどなんかあるんかな」と不思議そうな感じで会話しているのを聞いて、大根焚きはまだまだ知られていないんだなと感じた。
身近にあるものほど盲点になってしまう。
だからこそ地元を見つめ直す町歩き、メインとかけ離れたスポット散策は奥が深いと思う。
大根焚きの列に並んでいる時に、遠くから鍋からほんわかと香りがしてきて、ああもう年末だとしみじみと感じた。
アクセス
JR円町駅から京都市営バス203号系統 上七軒で下車すぐ