国内旅行

【日本のへそからぶらり旅】北海道・東北編(1) 函館・青森

兵庫県出身の旅ブロガー・ブランチ(@Branch_Stamp)です。

2022年の初旅は函館・青森旅でした。

函館と青森の下北半島は行きたいと思いながらなかなかタイミングが合わず訪れることができませんでした。函館と青森に行くならまずは雪景色を楽しみたいと思い2022年の初めに行くことを去年の今頃から決めており、ようやく訪れることができたので記録として残すためにブログで函館・青森旅を紹介します。

 

旅の行程はこちらの図をご覧ください

 

函館・青森旅

1日目(関西→青森駅界隈→北海道函館市)

青森市散策①

青森駅周辺の商店街・しんまち界隈

人生で3年ぶり3度目の青森県、青森駅のあおもりの看板がなくなっているのに気づき寂しい気持ちに少しなりました。駅の隣にあったお土産屋さんはどこに行ったんだろうなど学生時代に初めて訪れた時の景色と照らし合わせて散策しました。

しんまち商店街の看板をみると自分は青森におるんやなと実感しました。

立喰いそば処 津軽

函館に行く前に少し腹ごしらえで軽く食事をとりました。

僕はカレーが大好物なので蕎麦処のカレーライスを頼みました。

新潟バスターミナルのカレーに似てるなと思いました。新潟には行ったことがないけども。

函館観光

五稜郭

高校の日本史の教科書に載っていた景色を五稜郭タワーの頂上から見た時は、「これが五稜郭なんや、函館は山と海に囲まれて綺麗やなあ。神戸みたいな」と心の中で叫んでいました。

五稜郭の中にある箱根奉行所の展示の中にあった世界の五稜郭という特集もそんな切り口があったかと旅のテーマを考えるヒントにもなりました。

函館の夜景

日本三大夜景といわれている函館の夜景はうっとりとした気持ちになりました。

ロープウェイの建物内にはラジオ局の収録ブースがあり、実際に収録しているところを見ることができました。ラジオ出たらどんな感じなんやろと気になりましたね笑

 

ラッキーピエロ

函館に来たらなら絶対に寄ってみたいと思い夕食を食べました。

チャイニーズチキンバーガーがおすすめだと店員さんに教えていただいたのでチャイニーズチキンバーガーとガラナ、フライドポテトを頼みました。ガラナは炭酸がキツめですが下戸にはお酒みたいなもんで飲むとスッキリしました。また函館に来た際はリベンジしたい。

2日目(函館→大間、風間浦村 下風呂温泉)

函館観光

函館朝市

フェリーターミナルに行く前に少し時間があったので、函館朝市でワ550円の海鮮丼を食べました。函館の冬の朝に海の幸を食べるのは至福のひとときでした。もっと時間があれば他の店も食べ歩きしたかったです。

函館フェリーターミナル

函館駅のバスターミナルからバスに乗ること30分、津軽フェリーの函館フェリーターミナルに到着しました。函館を後にするかと思うと少し寂しい気持ちもありましたが、下北半島に渡れると思うとワクワクした気持ちもありました。というのもずっと行きたかった下風呂温泉にやっと足を踏み入れることができるというのもあったからです。

青森県大間町&青森県風間浦村

大間フェリーターミナル

函館から1時半ほどで青森県大間町にある大間フェリーターミナルにつきました。下風呂温泉行きのバスまで1時間ほど時間があったのでタクシーを呼んで本州最北端へ行きました。1500円くらいでタクシーで行けた気がします。

大間まぐろモニュメント

旅人のブログやTwitterでよくみる写真とご対面した時は、あんまり実感が湧きませんでしたが、バスで下風呂温泉に向かってる最中は下北半島の景色を見てしばらく「ああ自分は本州最北端に足跡を残して旗を立てたんだなぁ。。。」と余韻に浸り、実感が湧いてきました。

大間まぐろ

大間まぐろの刺身と唐揚げをいただきました。マグロの肉が引き締まっていて食べ応えもありました。今度くる機会があればマグロ定食も食べてみたいですね。

下風呂温泉

温泉巡りをするようになってからずっと行きたかった下風呂温泉。井上靖といった文豪が訪れた場所でこれまでの旅の疲れを癒しました。ヒバの香りと硫黄の香りがする温泉は格別でした。

3日目(青森県風間浦村→青森県弘前市→青森県黒石市)

鉄道で下北半島経由で青森駅方面へ

下北駅

下北駅では次の列車が車で休憩していました。観光案内所で情報を収集した。

青森屈指の霊山恐山の開山時期には下北駅から恐山行きのバスが出ているそう。恐山にも一度は訪れてみたいと駅舎で思いを馳せていました。

野辺地駅

下北駅から第3セクターの青い森鉄道に野辺地駅で乗り換えました。次の列車まで30分ほど待ち時間があったので駅を出て隣の観光物産館に寄りました。

観光物産館にはサッカー選手の柴崎岳選手の展示がありました。彼は青森県野辺地町出身。たまたま見かけたのでサッカーのことも知る良い機会でした。

弘前市観光

弘前城

6年前大学生だった頃に初めて弘前城に訪れて以来の訪問になりました。以前は夏の訪問で工事中だっところも多く景色をしっかりとみることはできませんでしたが、今回は天守閣も雪景色も堪能できました。外堀では冬のライトアップも開催されていました。

青森護国神社

西国三十三所巡りで満願した後に挑戦しているのは、全国一宮巡りと全国護国神社巡りです。弘前城の近くに護国神社にも参拝しました。

黒石市観光

弘南鉄道(黒石線)で黒石駅へ

日が暮れてからは弘南鉄道黒石線に乗って弘前から黒石へ向かいました。駅舎のフォントや建築物をみると、昭和レトロな感じで漫画の世界にいるかのような気分になりました。雪景色だったから余計にうっとりとしました。

黒石駅についてからはバス乗り換えまで時間があったので近くの駅近くにあったスイーツ屋さんで黒石のスイーツを購入して食べました。

 

温湯温泉

黒石駅からバスに揺られること30分、温湯温泉に到着しました。

今回の目当ては後藤客舎旅館に泊まることでした。

宿に温泉を持たない旅館ですが、ドアtoドアで共同浴場「鶴の名湯」に行けるので魅力的でした。

昔ながらの木造建築をみるとノスタルジックな気分になりました。部屋のストーブの匂いや和室にいると長期休暇に祖父母の家によく泊まりに行ったことを思い出しました。

4日目(青森県黒石市→青森県青森市→関西)

弘南鉄道(黒石線)で弘前駅へ

最終日は温湯温泉を後にして青森市街地に向かうために、まずはバスで黒石駅に行ってから弘南鉄道で弘前駅に戻りました。

電車から見る朝の雪化粧と山の風景は感動しました。大学3回生の時に自転車のサークルのツーリングで訪れた時は仲間と合流するために弘前から黒石を通り温湯温泉に行くまでにみた田んぼの道を思い出しました。昔通った景色を電車で見るのは感慨深いものがありました。

青森市散策

お食事処・おさない

弘前についてから青森駅に向かって、空港に向かう前に、青森市の商店街にあるお食事処・おさないで昼食を食べました。ホタテカレーが目当てでした。食堂にもねぶたの模型があったので青森を堪能できました。

旅の感想

今回の4日間の函館・青森旅で感じたことは3つあります。

1つ目は北海道や東北の冬の散策は体力的に大変だけど雪景色をみると童心に帰ることができました。ぬかるんだ地面、雪で覆われた道路を歩くと筋肉痛になり思うように進まずもっといろんなところをたくさん回りたかったという気持ちにもなりました。今度雪国を訪れる際は足腰を鍛えてたくさんの観光名所を巡りたいなと思います。季節を変えたら北海道・東北はもっと旅を楽しむことができるんだなと感じた。

2つ目は自分はやっぱり関西人なんやなとアイデンティティを持つことができた。函館や青森を旅すると普段聞きなれない津軽弁などが会話で飛び交っていました。日常生活では関西弁で話したり聞いたりしているので、関西弁が聞こえないとなんだか胸がざわつくかのような変な感覚でした。東北を旅することでまだ知らない東北の良いところを知ると同時に、地元兵庫について改めて見つめ直したいという思いが出てきました。

最後に関西と東北の繋がりを感じることができたことです。これは青森県風間浦村のしも風呂温泉でのことです。京都にある同志社大学の創始者・新島襄も下風呂温泉に滞在したという記録が「函館紀行」と呼ばれる品川から函館の航海中の日記に残っているそうです。現在では風間浦村中学生が同志社中学校体験入学、同志社大学留学生との交流などがあるそうです。自分の母校と東北や他の地域との交流はあるのかどうか調べたくなりました。

函館・青森旅のメインディッシュだった下風呂温泉にやっと訪れることができたので嬉しさと感動でいっぱいでした。

この度でやり残したことはたくさんあります。弘南鉄道の弘前中央駅に行くこと、津軽鉄道のストーブ列車など、、、。言えばキリがないほど出てくるでしょう。旅の忘れ物は旅でしか返せないと思っているので、コロナが落ち着いたら東北旅をしたいと思います。

それまでは地元兵庫県でできることに取り組みます。