インタビュー

しまコトアカデミー関西受講生が語る② ゆるく故郷・島根と繋がる人

どうもこんにちは。

兵庫県に22年間在住していたさすらいの旅人ブランチです。

最近は東北や中国地方(特に島根県)に関心を寄せています。

先週からはじめました「しまコトアカデミー関西受講生が語る」と題するブログ連載の今回は第2回目です。

 

前回は故郷というテーマでしたが、

第二回は故郷との関わり方に焦点を当てていきます。

仕事で故郷を離れたけど、

「いつか故郷に帰りたい、地方に住んで住んでみたい。」けど、

なかなか帰れない、一歩を踏み出せない。

という方もいると思います。

 

そこで僕と同時期にしまコトアカデミー関西講座を受講していた堀江さんにオンラインで故郷との関わり方についてお話を伺いました。

堀江さんの趣味ラリーの写真

堀江さんは島根で生まれましたが関西で過ごし、現在は関西にいながら故郷・島根県とゆるく関わっています。学生時代以来、趣味のラリーに没頭しています。

 

 

しまコトアカデミーを受講したきっかけは何ですか

堀江さんは「しまコトアカデミーの存在を初めて知ったのがFacebookで誰かがいいねを押しているのが、たまたま流れてきた」とおっしゃっていました。

枚方T-Siteで開催されたローカルジャーナリスト・田中輝美さんのイベント情報がしまコトとの出会いだそう。

 

「イベントを申し込もうとしたら満員になっていたのを見て、何で満員になるくらいのイベントだったのか気になり調べました。」と堀江さんは言います。

調べて行き着いたのが「関係人口」と呼ばれるワード。

そして、しまコトアカデミーについても触れられていました。

 

 

島根県出身の堀江さんにとって、自分が生まれ育った故郷・島根で何が起こっているのか不思議だったそう。

 

 

堀江さんは「自分の故郷で何が起こっているのか知ってみようかなと思います。

しまコトアカデミーの説明会には2回いきました。OB・OBの方の話の中で出てくるローカルヒーロー的な存在の人が島根でどうして出てきたのか。そして全国津々浦々事例があるのか知りたかった。

申し込む時からしまコトインターンは2泊3日行こうと思いました。そのくらい島根のことが知りたかった。」と笑顔で語ってくださりました。

そんな堀江さんにしまコトアカデミーに参加して実際に感じたことを伺いました。

 

しまコトアカデミーに参加して感じたこと

受講前

堀江さん「たまに帰省するけど家に帰っても親と話したりご飯を食べたりするくらいでした。」

地元は帰省するだけの場所だったそうです。

しかし受講後は180度変わりました。

受講後に感じたことを次のように話してくださいました。

 

受講後

「しまコトアカデミーでは田んぼで金魚を育てている山田さんをはじめいろんな方に出会うことが出来ました。帰省ついでに行ってみたい場所、寄る場所ができ島根県に足を運ぶ動機も生まれました。

そして知り合いもできて、地元のことをもっと知ろうと思うきっかけになりました。

1番の変化はそのうち島根にUターンしても良いかなと思えたことです。」と言った堀江さんの言葉。

 

その言葉を聞いて、しまことアカデミーは自分の故郷を見つめ直すきっかけを与えてくれる役割があると僕は感じました。

 

受講後に何故そうなったのかその答えを堀江さんはしまことアカデミー受講中にあると教えてくれました。

しまコトアカデミー受講中

堀江さん「インターン先で出会った島根の人の今頑張っている姿は印象的でした。

人のために頑張っている姿が。

横田高校魅力化コーディネーターの井上さんが高校生を自発的に駆り立てることを頑張っている姿。

島根に移住した外国人移住者が引きこもらないようにサポートしていた多文化共生カフェSobanの李さん、芝さんご夫婦。

などたくさんの出会いがありました。」と言いました。

 

堀江さんにとって大きな転機は、しまコトアカデミーの2泊3日の現地インターンの最終日での出来事。

「3日目 はじめに訪れたのが金魚を田んぼで育てている山田さんところに行きました。

バスを降りたら熱烈な歓迎を受け田んぼに案内され、朝採れイチジクをいただきました。

 

その後山田さんから田んぼで金魚を育てている経緯を教えていただきました。

その時自分にも何か協力できるんじゃないかと感じました。そこでインターンが終わってから会社の納涼祭で金魚すくいをやりたいなと思いました。」

 

山田さんのところに訪れた話をしてくれた堀江さんは僕にその時の資料を見せてくださいました。

そこの資料から山田さんの思いが伝わってきました。

堀江さんはしまコトで学んだことを生かすしまコトプランに山田さんの金魚で納涼祭の金魚すくいをやりたいと発表しました。

 

しまコトが終わってからの堀江さんの近況が気になり伺ってみました。

しまコトアカデミーを参加後の故郷との関わり方

堀江さんが飼っている金魚

山田さんが田んぼで育てた金魚

堀江さん「納涼祭で金魚すくいをやるためには、まずは金魚についての詳しく知りたいと思いました。そこで実際に山田さんの金魚を飼って育ててみることにしました。

あとは山田さんのところを訪れたり、NPO法人の自然再生センターの会員になりシンポジウムに参加しました。」

 

今後はどのように故郷と関わっていきたいですか

と尋ねたところ

 

堀江さんは「これからやりたいことは明確にはありませんが、島根で何かできればと考えています。しまコトに参加して感じたのは、自分で行動する事で何かが生まれることです。

自分で何がやりたいか考えていきたい。その中でいろんな人の考え方を聞いて初めて知ることもあると思います。

趣味のラリーでは始めから全日本選手権にチャレンジしたい気持ちがあったので、社会人になって競技車両購入後に全日本選手権で活躍されている方のお店の門を叩きました。

何でもそうですが自分から行かないとダメだなと感じました。

自分がしたいことはいかに行動に移すかが大切です。

コロナ次第ですが9月にはまた島根にいくことができればと思います。

自分のストレスのない範囲でやっていきたいです。」

堀江さんがラリーで気づいた行動することの大切さがしまコトが終わってからも活きていると感じました。

 

編集後記

堀江さんとは実際に田んぼで金魚を育てている山田さんのところへご一緒させていただきました。

その時には聞く機会がなかったしまコトに参加するまでの経緯が気になりインタビューをさせていただきました。

インタビューをして感じたのは堀江さんは好奇心の塊だなということです。

特に金魚に関する知識が豊富でした。

そんな堀江さんの今後の島根との関わり方にも注目していきたいと思います。

 

最後にインタビューに協力いただき本当にありがとうございました。