温泉

岩手の名湯・【花巻南温泉郷】へ行ってきた

こんにちは、ブランチです。

先週の土日に1泊2日で、岩手県花巻市に訪れました。

今回は花巻南温泉峡について紹介したいと思います。

 

 

花巻南温泉峡とは

花巻南温泉峡はエンゼルスの大谷翔平の母校・花巻東がある岩手県花巻市にある温泉で、

松倉、志戸平、渡り、大沢、山の神、鉛、新鉛の7カ所の温泉地の総称のことです。

今回は鉛温泉、大沢温泉、志度平温泉に行きました。

 

 

 

花巻南温泉郷の温泉

鉛温泉

まずは、花巻南温泉峡の奥の方にある、鉛温泉に行きました。

花巻駅からバスに乗ること30分ほどで到着。

夏の日差しはありましたが、関西よりも涼しく感じました。

温泉の看板が見えたので、受付をするために旅館の方へ進みました。

 

坂を下ると、旅館棟の建物の入り口が見えました。

温泉旅館の玄関口で温泉入浴代700円を支払い

温泉に入りました。

まずは玄関の左側の温泉に行きました。

左側の温泉の特徴は、時間帯によって男性専用、女性専用となります。

今回は白糸の湯に入りました。

白糸の湯は、窓から滝を一望できる展望露天風呂です。

入ってみると結構温度もあり、滝の音に耳を済ましながらリラックスできました。

 

白糸の湯を出た後は、次の湯に入れる時間が15時からだったので、休憩室で寝転んで休みました。

川も近くで見れ、涼しかったです。

3時になったら、鉛温泉で有名な湯「白猿の湯」に入浴

白猿の湯の特徴は、天然の岩をくり抜き作ったお風呂の底から源泉が湧き出るところです。そして入ってみてびっくりしたのがお風呂が1.25メートルとものすごく深かったことです。

立って入ることができるのも特徴です。

立って入る立位浴は、体全身に満遍なく湯圧がかかり、血行促進に効果があると言われています。

泉質 単純温泉 温度 53度

効能 神経痛、関節痛、筋肉痛、疲労回復など

 

 

大沢温泉

 

大沢温泉の湯治の建物の近くには綺麗な紫陽花が咲いていました。

 

大沢温泉の湯治棟の入り口です。

大沢温泉は、湯治屋・菊水館(※宿は現在休みです)・山水閣の3つで成り立っています。

花巻の文豪・宮沢賢治も大沢温泉を愛したと言われています。

彼は子供時代は信仰心の強い父に仏教講習会の会場だった大沢温泉に連れられてから何度も訪れています。

学生時代には風呂の栓を引き抜いたと言われています笑

花巻農学校の教師の時には、生徒を大沢温泉に連れて行ったそうです。

 

露天風呂に向かう途中です。

 

湯治棟の売店です。

自炊のための野菜、お菓子、ジュース、生活飲料、お土産と品が揃っています。

 

 

志戸平温泉

今回は志戸平に宿泊させていただきました。

志戸平は1200年程前、征夷大将軍・坂上田村麻呂が京都・清水寺から蝦夷地(今の東北地方)に向かったと言われています。花巻について、疲れた時に観音様のお告げによって志戸平を発見し、温泉で疲れを癒したとの伝えがあります。

 

志戸平温泉は

  • 喜久の湯
  • まつの湯

2箇所の源泉を持っています。

 

日帰り 900円

 

今回の宿泊部屋です。

外からみた志戸平温泉

 

花巻南温泉峡の入り口をみて、温泉を後にして花巻駅に戻りました。

 

周辺観光施設

昭和の学校

 

 

成毛眞の最新作『人生も仕事も変わる! 最高の遊び方』の中で、昭和の学校が紹介されていました。

2012年に廃校になった前田小学校を活用して、照井さんという方が、昭和を懐かしんでもらいたいと思いで昭和の学校ができました。

昭和の学校にあるコレクションは、昭和の学校・校長の照井さんが、東北で一人で集めたものだそうです。

 

 

 

 

昭和の学校の入り口です。

放送室、小学校の放送室で朝の放送をしたのを思い出します。

放送係になってあの中に潜入できるだけでワクワクした記憶があります。

まるで学校を征服したかのような気持ちでした笑

第72回夏の甲子園のペナント、今年で101回

照井さんには甲子園はどんなふうに映ったのかなと思いながら鑑賞しました。

昔ながらの薬局

 

ここは学校のホールみたいな場所です。

 

 

昭和時代の価格

ラムネ瓶、僕も小さい時に夏祭りとかで飲みましたな。

夏の風物詩ですね。

 

 

照井さんの思いがたくさん詰まった板書のメッセージです。

 

花巻デパートの案内看板

地方百貨店が減る中で、こういう看板をみるとこんな時代があったんだなあと思いました。

 

 

個人商店を彷彿させるコレクション

仕事帰りとかによってしまいそうな、中華料理屋さんの暖簾

 

個人書店、ドラえもんとかクレヨンしんちゃんとかに出てきそうな本屋さんだなあと思いました。

昭和時代の本棚、フォントなども歴史があるなと思います。

 

散髪屋さん、街中にありそうな感じですね笑

 

 

 

昭和の学校の校門近くにあった銅像、二宮金次郎さんの銅像

勤勉だなあ

 

 

 

感想

宮沢賢治や高村光太郎、新渡戸稲造など名だたる偉人が過ごした花巻という地の山奥にあった花巻南温泉峡に訪れて、また季節を変えて必ず訪れたい場所だなと思いました。

彼らがどんな幼少期を過ごしたのかをイメージしながら旅行をできたのも楽しかったです。

普段は大阪で仕事をしていることもあり、ただただ静かな自然や山奥でゆっくりしたいなと思い来ましたが、川も澄んでいて、スズムシの鳴き声が木霊する光景も印象的でした。

去年の秋から、東北は鳴子 酸ヶ湯 蔵王 かみのやま温泉と訪れましたが、名湯が多い地域だなと改めて実感しました。

 

 

 

アクセス

花巻駅からバスで30分ほど

岩手県交通バスの1日乗車券を使えば、乗り降りしながら温泉を巡れます。