日本の首都東京に、地方の食材が集結している場所があります。
東京駅から山手線を時計回り方向、1駅進んだ有楽町駅の近くにある有楽町ビルの中にできた施設です。
2019年12月3日にオープンしました。
早速ですが簡単に紹介していきます。
micro-FOOD&IDEA-MARKETとは
三菱地所株式会社が手がける新プロジェクトの一つとして「Micro STARs Dev.」の取り組みで有楽町に建てられた”食”にまつわる複合施設です。
食材の運ばれ方も独特です。
普段なかなか手にするすることができない食材を産地直送あいのり便と呼ばれる仕組みを使って産地から東京まで運んでいます。
産地直送あいのり便とは
産地直送あいのり便とは、全国のバス会社と協力して行う新しい物流の仕組みです。
人と貨物を一緒に運送する「貨客混載制度」を活用し、全国各地の産地で収穫されたばかりのみずみずしい農水産物を旅客用高速バスのトランクスペースに乗せ、丸の内エリアまで直送しています。
この仕組みにより、従来の物流では県外へ出荷できていなかった「希少な農水産物」や「伝統野菜」、「朝どれ」「夕どれ」などの地域産品を都心まで運べるようになりました。
生産者のこだわりや愛情のこもった粒ぞろいの品々が、全国各地から丸の内エリアに集まっています。
micro-FOOD&IDEA-MARKET公式HP より引用
https://yurakucho-micro.com/story/ainoribin/
産地直送あいのり便サービスを使うことで次のようなメリットが生じると言われています。
生産者:魅力ある農産物の販売機会を作ることで、販売数が増え、消費者や小売店、飲食店と身近な関係を作ることができる。
消費者:魅了的な野菜・果物との新たな出会うことができる
micro-FOOD&IDEA-MARKETの風景写真
食事スペースではランチをいただくことができます。
ランチではメインをご飯かサラダから選ぶことができます。
惣菜は約10種類くらいから好きなものを2種類、3種類、4種類選ぶことができます。
正直、どれも地域の味を楽しめるものばかりでなかなか決めるのに苦労しました。
僕は3種類選べるものにしました。中でも印象的だった料理が、播州百日鶏と金沢のレンコン焼きです。
兵庫県の清らかな川や山の中で育った鶏の身は引き締まっていてかみごたえ抜群、そのうえレンコンの甘さがひきだち、カリカリなのが合わさって行くのがわかり、カレー風味が口の中に残る感じが脳裏に焼き付きました。
産地直送あいのりバスで運ばれてきた野菜たち
他にも土産物もカラフルで、デザインも斬新でまるで食の博物館にいるかのような気持ちになりました。
外観もオシャレで落ち着いているので食事もゆったり楽しむことができるのもいいと思います。
感想
産地直送あいのりバスという仕組みを知ってから、面白い発想だなと感じました。
産地直送のメリットについては産地直送あいのりバスのHPを拝見しましたが、そこに書いてあるメリットだけでなく、僕個人的には消費者にとって自分の故郷を思い出す 見つめ直すきっかけにもなるのではと思いました。
東京で自分の地元の食材が使われていると自分の故郷は誇るべき食材がある、それを育む自然があると嬉しい気持ちにさせてくれます。
僕の場合であれば、兵庫県出身ですが兵庫県の播州百日鷄を使っていただけるなんてと思うと地元の人に伝えたくなるくらい嬉しかったです。
消費者が嬉しくなるだけでなく、他の消費者にも口コミがひろがることでよい循環が生まれるなと感じました。
僕がmicro-FOOD&IDEA-MARKET訪れた感想を一言で表すならば、
人が故郷愛を見つめ直す空間だなと思いました。
micro-FOOD&IDEA-MARKETへのアクセス
所在地 | 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F | |||||
TEL | 03-6206-3196 | |||||
営業時間 | 11:00 – 23:00 | |||||
最寄駅 | 東京メトロ有楽町駅 | JR山手線有楽町駅 |