早朝、雪化粧の鞍馬寺に思いを馳せて、京阪電車で出町柳駅まで行き、鞍馬に繋がる鉄道・叡山電車の始点・出町柳駅に向かい列車に乗りました。
今回の鞍馬の目的は、新西国霊場・第19番札所である鞍馬寺に行き、お参りをして御朱印をいただくためです。
鞍馬寺へ訪れた記録を早速共有していきます。
その前に簡単に鞍馬寺について簡単に紹介します。
鞍馬寺の由緒
770年、鑑真の優秀な弟子だった鑑禎上人が毘沙門天をおまつりして、796年には藤原伊勢人が堂塔伽藍を整えて千手観音を祀って鞍馬寺が生まれました。
それ以来、幅広い信仰を集めてきましたが、昭和22年古神道、密教、浄土教、修験道など様々な信仰の流れを統一して鞍馬仏教と名付け、鞍馬寺はその総本山になっています。
また鞍馬寺は山域全体を鞍馬山自然科学博物苑としての役割もあります。
(鞍馬寺 パンフレット参考)
鞍馬寺の境内
鞍馬駅
鞍馬駅を出ると目に付いたのが春の訪れを感じさせる梅の花の蕾。
2月下旬には満開なんだろうなと期待をしていました。
駅舎内のシャンデリアと天狗の仮面、洋風と和風、一見相反するものですが、建物の中に違和感なく溶け込んでいるなと感心しました。
山門・仁王門
仁王門の両端には仁王尊像が立っています。
眉間にシワが寄っていて厳ついです。
仁王門は明治44年に再建されたそうです。
中門まで
旅行雑誌で取り上げられていると思われる風景です。
雪が降ってたらなあと思いながら登っていました。
中門と呼ばれる建築。かつてはとある天皇が休憩した場所だそう。
ゲームで言うならばセーブポイントみたいな場所なのかと思います。
中門辺りには、僅かですが雪が残っていました。
金堂
中門を抜けてしばらく上がると、もうすぐで金堂です。
最後の難所です。膝に結構きました。
階段を登り切ると金堂にたどり着きます。
金堂から眺める山の景色は、見応えが抜群でした。
自然に生かされているなと思いました。空気も新鮮でリラックスもできました。
金堂です。中では御朱印がいただけます。
狛犬のような像。実際は「阿吽」の虎と呼ばれる生き物で、本尊毘沙門天のおつかいである神獣だそうです。毘沙門天の出現が、寅の月、寅の日、寅の刻とされていることからきているそうです。それに伴い60年に一度の丙寅の年に御本尊を見ることができると言われています。次は2046年、あと26年ですね。自分はもうおじさんになっている年頃です。
金堂前の床。金剛床と呼ばれるものです。宇宙のエネルギーである尊天の波動が広がる星曼荼羅を模し、宇宙の力を秘めている人間が宇宙である尊天と一体化する修行の場となっているそうです。
インスタグラムとかでもよく見かける場所ですね。
ケーブルカーまで
本堂で御朱印をいただいた後は、ケーブルカーの駅までいきました。
灯篭に少し雪が残っていたのでシャッターを構えました。
椿の花も美しく咲いています。光が当たるとよりその美しさ華麗さが際立ちます。
ケーブルカーに乗れば下り登りと、すぐに移動できます。
鞍馬寺の御朱印
本堂の中でいただけます。
感想
鞍馬寺で一番印象的だった場所が、金堂内の地下です。
宝殿と呼ばれる場所だそうです。
本殿の案内版に従うままに地下に降りて、部屋に入るとその瞬間不思議な気持ちになりました。
薄暗い中少しの光が灯っており、心がふわっとする感覚になり、何が何だか落ち着かなくなりました。
パワースポット的な存在だと感じました。
本堂に向けて登っているときは、鞍馬寺一帯が自然と触れ合うことの楽しさを自分に教えてくれているよな気持ちになりました。
アクセス
叡山電車の鞍馬駅が最寄り、そこから登山すること2、30分ほど。
ケーブル
始発 8:40(山門駅 上り) 8:40(下り 多宝塔)
終発
16:30:6月から8月以外 17:00 6月〜8月(山門駅 上り)
16:35:6月から8月以外 17:05 6月〜8月(下り 多宝塔)
片道200円