インタビュー

しまコト関西受講生が語る①「まだ見ぬ故郷・島根を見つけにUターン」

どうもさすらいの旅人ブランチです。大学卒業までの22年間兵庫県の田舎町で過ごしました。現在は関西の都市部で会社員をしながら休日は田舎地域に根ざした文化、自然、人に焦点を当てて記事を書いたりしています。

今回は僕が去年受講したしまコトアカデミーの人のその後に焦点を当てたいと思い

「しまコトアカデミー関西講座受講生に聞く」という企画でインタビュー連載を始めることにしました。今回は記念すべき第1回です。

 

今回のテーマは故郷についてです。

みなさんにとって故郷はどんな場所でしょうか

学生時代を過ごした思い出の場所

かけがえのない友人と出会った場所など

プラスの側面もあれば

不便だな、早く街に出たいといったような

マイナスの側面を思い浮かべる人もいるかもしれません。

 

 

そんな故郷も月日が経てば見方が変わることも。

 

僕が受講していたしまコトアカデミーの受講生の方にも

故郷の島根に帰ることを決断した関西の大学生の方がいました

今回はしまコトを受講してUターンを決めた森山さんにお話を伺いました。

森山さんも故郷の見方が変わった一人です。

受講中から森山さんが言葉にしていた「ふるさと・島根」に対する思いの原動力がどこから来ているのかが気になりお話を伺うことにしました。

しまコトアカデミーとの出会い

しまコトアカデミーに参加しようと思ったきっかけを伺ったところ

森山さんは

「今から2年前に地元の新聞に「しまコトアカデミー」が掲載されていて、参加したいなと思いました。

ただその時は募集が終わっていたので応募を見送り、次の年の応募で申し込みました。」

と言いました。

 

 

最初の募集から申し込むまでの1年間のなかで、故郷・島根県に関する情報を自ら取りに行ったそう。

自分で見つけた関西でのUIターンイベントに参加してから島根県には面白い人がたくさんいることに気づいたとのこと。

森山さんはもともと島根にいる時から地域活性化に興味がありましたが、UIターンイベントに参加してから、ますます故郷・島根への関心度が高まったそう。

 

そんな森山さんはしまコトについて次のように語ってくださりました。

しまコトアカデミーの講座名、企画にワクワク感じました。

関西にいながら自分の関心のある『関係人口』島根県について学べるところが魅力だと感じ申し込みました。」

 

森山さんのしまコト参加の経緯を聞いて

しまコトアカデミーのエッセンスが詰まっていると感じました。

しまコトアカデミーに参加してみて感じたこと

森山さん「まず 1泊2日の現地へのインターンシップで参加者の皆さんで島根に集まったとき、島根県出身じゃない方も島根に興味を持っている事を知って嬉しかったです。

一期一会と言いますか不思議ですね。

あと島根県の見方が変わりました。

高校生の時はなんだか廃れていくような印象を持っていましたが、しまコトアカデミーに参加してから希望ある島根県だと感じるようになりました。

そして島根に帰ってからも自分のまだ見たことがない島根県を見にいきたいです。

「まだ見たことがない故郷を見たい」森山さんが発した言葉は特に印象的でした。

その言葉は島根以外の都道府県の場合であっても当てはまることだと思いました。

しまコトアカデミーが終わってから島根愛がますます増えた

しまコトアカデミーが終わってから取り組んでいることについて

森山さんに伺ってみました。

宮崎県日南市の油津商店街

日南市のモアイ像 サンメッセ日南

森山さん「しまコトアカデミーに参加してから半年の中で取り組んだことの一つが就職活動です。

しまコトアカデミーの受けたことで島根に帰りたいという思いで就活をして無事島根にUターンすることになりました。

島根県に対する思いも強くなり、ワクワク、好奇心 そして地元という安心感があります。

他には大学生が主催しているヨリアイという団体のツアーに行って宮崎県日南市の油津商店街を訪れました。

そして島根で幅広い年代、価値観の方に会いに行き、島根の魅力をフリーペーパーで発信したいと考えています。

 

しまコトアカデミーが終わってからのことについてを森山さんが生き生き話す姿を見て

島根に対する思いが強くなったと感じました。

今後のどんなフリーペーパーが出来るのかが楽しみですね。

皆さんにとっての故郷の思い出スポットを聞いてみよう

最後に個人的にインタビューする人に必ず聞きたいと思った事を聞きました。

印象に残っている風景は何ですか

 宍道湖の夕焼け

森山さん「穴道湖の夕日です。有名だけど実際に大学に入るまで見たことがありませんでした。

大学生になって帰省した時に父親に連れて行ってもらいました。

想像した以上に綺麗で より島根が好きになる そんな場所だと感じました。」

 

今後島根で行ってみたい場所はどこですか

森山さん「石見銀山の大森の街並みです。子供の時に行きましたがその時に見た風景が脳裏から離れません。大森の街並みに行った時は洋服雑貨を取り扱っている群言堂さん、暮らす宿の他郷阿部家に訪れたいですね。これは社会人になってからの楽しみです。」

後記

島根への思いはどこから生まれているのだろうか。そんな疑問を投げかけたところから今回のインタビューすることになりました。インタビューをしていて感じた森山さんの島根への故郷愛。

そこから今後の島根をおもろい地域にしていく人になって欲しいなと思いました。

島根県は自らが課題先進県(※)として名乗りを上げているから覚悟が違う」と思うと森山さんはインタビューの最後でおっしゃっていました。

※課題先進県:島根県は人口減少、超高齢化が全国で最も進んでいる都道府県の一つ

その言葉を聞いて感じたのは島根県はありのままを大切にしている県だなと思いました。

それは石見神楽と言った伝統芸能や穴道湖や奥出雲の里山の風景にも現れているなと僕自身訪れて感じました。

最後にインタビューを快く引き受けてくださりありがとうございました。